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みうらじゅんのおススメ映画紹介! 『ゲスト:中村獅童&平岩紙』2014.03.25

平岩紙

みうらじゅんのラジオで平岩紙がゲスト出演した回。彼女の冒頭5分のトークが好きなので文字起こししました。

皆さんこんばんは。みうらさん原作の「アイデン&ティティ」で、ロックバンドの追っかけのしおりを演じた、平岩紙です。ご無沙汰しております。もう…何年前でしょうか。あの頃の私はお仕事をはじめて3年目くらいで、二十歳そこそこだったと思うんですけれども、今よりもまだまだ周りが見えてない頃で、ふわふわふわふわしていて(笑)、そんな私よりも、一緒に演じてもらった、銀杏BOYZの峯田さんが、私よりも純朴で、緊張してらして…何でしょうね、あの…高円寺の高架下の自転車置場で、ちょっと二人で絡むエッチなシーンがあったんですけど、そのとき、峯田さんが私の腰を後ろからつかむっていうシーンがあって、そこで峯田さんがソワソワしていて、そのとき私は大人計画の劇団員ということで、まあ慣れているというか、お芝居という気合は入ってたんですけれども(笑)、そこで峯田さんがそわそわしていて、私は「別にガシって来てもいいのになあ」と思っていたら、監督の田口トモロヲさんが、「峯田くん、こういうエッチなシーンはこうするんだよ」って言って、「じゃあ平岩さんちょっと失礼しますね」って言って、私の腰を後ろからガシって持ってくれて、で、「峯田くんみたいにそんなソワソワ触ってると余計変な感じになるから、もうこういうときはガシッと行きなさい」みたいな指導をされていて、で、峯田くんが、「ハイ! 分かりました!」っつって、本番が始まったんですけど、まあ結構本気な感じで来るなあと思って(笑)、結構それが面白かったんですけど。でも、そういう峯田さんのストレートな感じとか、青くて真っ直ぐでっていうとこが、とってもかっこいい方だなと。独特のリズム感で、あっ、ここでこう間が空いてくるのかとか、そこはそう来るかとかいう読めない感じが、何か…何でしょうね。

 

私がサントラくんだった頃のお話をしますかね。一番最初にハマった映画が、E.T.だったんですけど、それは、ファンタジーとかそういうことが大好きなんですが、音楽も大好きで、スピルバーグの作品も大好きな中、E.T.も、フライングでしたっけ、テーマ曲は今でも仕事に行く時によくヘッドフォンで聞いていて、当時を思い出したり、E.T.の世界観を思い出して涙がでる時があるんですけど、特に飛び立つ時の一番感動するところに使われている音楽ということで、とても気に入っていて。自分が中学で吹奏楽部だったということもあり、ホルンをそのとき担当していて、ホルンって吹奏楽では意外と地味な、縁の下の力持ちみたいなもやもやしたところで演奏することが多いんですけど、特にオーケストラでスピルバーグってなると、ホルンが信じられないくらいかっこいい動きをしていて、よくヘッドフォンでE.T.の曲を聴きながら、土手とかで、自分でホルンを一緒の楽譜を演奏して、オーケストラの一員になった気分になるということをよくしてたりしましたね。で、吹奏楽で行ってそこから映画音楽に入りたいという夢はあったんですけど、やっぱり音大に行かなきゃいけないとか、下準備が甘くて、結局今、流れに流れて役者という職業を選んだんですが、今34歳でして、このたび「日本の30代」という30代の小劇場の、近い畑の、大人計画だとか、はえぎわだとか、そういう昔から一緒の、近い畑でやってきた仲間で、芝居を、旗揚げ公演することになりまして、今、稽古中なので、皆さん、よかったらどうぞ、お越しください。

話す内容も人柄が滲み出ていていいし、なにより声がすごくいいです。 というか劇場で生の紙さんのエッチなシーンを見たいです。